何とか人生を変えたい 今のままでは満たされない
いや、私ごときが多くを求めてはいけない
今ある幸せで満足しなきゃ・・・
OL時代、揺れうごく葛藤の狭間でもがいていました。
そんな混乱の日々の中、あるきっかけが元で、私の人生は紀元前・紀元後というくらい
激変しました。
数年経った今、私はOL時代からは考えられない日々を送っています。
短大卒業後、大手機械メーカーに就職しました。
バブル末期の就職、当時は事務職の採用も多数行われ、何も考えずに、
内定をもらった会社を選んだのです。
そこでの仕事は出張旅費管理や資料作成、コピーなど・・・まぁ、いわゆる
一般事務と言われるものです。
10年間勤めましたが、退職までの間、仕事内容に殆ど変わりはありませんでした。
正直言って、仕事にやりがいを感じられませんでした。
今の自分なら、自分の意識次第で、仕事を面白くすることは出来る
そう言えるかもしれません。
しかし未熟だった当時は、そんな仕事しか与えない会社を責め、入社して数年は
そのことを上司にも訴えていたのです。
が、その声は次第に小さくなり、ついには静まっていきました。
「女性は早く結婚退社して、若い女の子と入れ替わってほしい」
「朝比奈さん、まだ結婚せーへんの?」
今ならセクハラとも言える発言でしょうが、90年代に私がいた頃は
露骨に言われ続けてました。
誤解なきように言っておきますが、職場の人間関係は概ね良かったし、
こういった発言も、彼らは悪気があって言ってた訳ではありません。
ただ、私は何も期待されていないことだけは、十分すぎるほど分かりました
「このまま続けても、先は見えている
ココにはいられない。自分はダメになってしまう・・・」
そんな焦りで、胸がいっぱいでした。
かと言って、自分に何が出来るのかわかりません。
私はドジ連発のOLで、とても仕事の能力が高いとは思えませんでした。
職場の人からも、「ここを辞めたら、行き場がないもんな」
そう言われていたのです。
そこで諦めてというか、現状をしっかりと受け入れ、ここで生きていこうという
強い気持ちが持てたら、幾分落ち着いたかもしれません。
往生際が悪いのか、相変わらずジタバタしていました。
とらばーゆは何度も買いました。
でも、転職活動は結局、一度もしたことがありません。
次第に焦りが募る中で、手っ取り早く変える方法を考え始めました。
自分が何が好きかなんて、どうでもいい。
とにかく一生に繋がる資格を取って、今の職場とおさらばしたい。
資格を得るためのスクールの資料も取り寄せてもみましたが
思わずため息が出ました
当時、有望資格と言われていた理学療法士は、数年間の通学が必要だったのです。
その頃の私は、数年なんて待てませんでした。
とにかく、今が変わればいい。
朝、目覚めると、人生がガラリと変わっていればいいのに・・・。
悲壮感でいっぱいでした。
辞めたい 辞めようという波に、時々は襲われたものの、大半は「余計なことは
何も考えない」ように、淡々と日々を過ごしていました。
しかし、動機は何であれ、「今を変えたい」という気持ちが、転機を引き寄せたようでした。
劇的な出来事ではなく、些細なことが転機になりました。
何気なく読んでいた雑誌の記事に、私は釘付けになったのです。
「答えは相手の中にある」
「安心感で人は動く」
「自分で決めて、自分で行動することが、人を成長させる」
その考え方をコーチングといい、相手の話をじっくり聞いて、相手の自己実現をサポートする
仕事がコーチである、記事にはそう書いてありました。
理由は今でも分かりませんが、確信めいたものが芽生えたのです。
つい、相手の出来ないところばかりを指摘したり
価値観を押し付けあったり
それはおかしいんじゃない ?
声には出せなかったけど、職場全体で行われてるコミュニケーションを通して、
何となく抱いていた違和感・・・
やっぱり、そうだったんだ。私の考えは間違ってなかったんだ。
それから導かれるように、コーチングのトレーニング受講を決意しました。
(OLだった私にとって、決して安い金額ではなかったのですが)
そう、コーチングとの出会いがきっかけで、人生が大きく変わったのです。
コーチングを学び、スキルを実践するため、前向きな会話を心がけるように
なりました。それを続けていくと、自分の気持ちも、前に向き始めました
「自分で考え、自分で行動する」
コーチングマインドに触れるにつれ、行動面でも積極性が芽生えてきたのです。
初対面の人が苦手な私が異業種交流会に出たり、コーチングを学ぶ人同士の
勉強会を発足してみたり
それまで、受身いっぺんとうの自分からは考えられませんでした。
何よりも一番 私を変えたのは・・・
やはり、人との出会いでした。
それまでの私は、学生時代からの友人か職場の人しか周りにいませんでした。
私と同じような立場のOLか、主婦ばかりだったので、考え方も似たような
感じでした。
しかし、コーチングや交流会を通じて知り合った人々は、職種も経歴も年齢も
バラバラ。普通にOL続けているだけでは、知り合えない人も多かったのです。
様々な出会いの中で、私の視野は広がっていきました。
バックボーンによって、考え方や視点が全然違う。
自分は「こうだ」と思い込んでいたことは、他では通用しない。
同時に、いかに狭い世界だけで生きていたのか
それを思い知りました。
一度、広い世界を知ってしまった私。 今までの職場に窮屈さを感じるようになってきました。
長い間、辞められるものなら、今日でも辞めたい でも・・・
そんな葛藤を続けてましたが、コーチングに出会って3ヵ月後に、あっさりと
退社しました。
私と同じ、OL出身で脚本家の内舘牧子さんの言葉を借りると
「木の葉が落ちるように はらりと」、何の悲壮感もなく、決意したのでした。
普通に学校を卒業して、普通に会社に就職して、いずれは普通に結婚してゆく
そんなレールを歩いていた私が、レールを降りて、自分の足で歩くときがきたのです。
退職が近づくにつれ、そこはかとない怖さもこみあげてきました。
本当に辞めてしまってから、しばらくすると、後悔するかもしれない
そんな思いもよぎりましたが、結局のところ、会社を辞めたことで後悔したことは
今まで一度もありませんでした。
もしかしたら、最初から決まっていたことだったのかもしれませんが・・・
私にとっては、ベストなタイミングだったのでしょう。
それから、順風満帆に日々が過ぎ・・・と言うわけでなく、また新たな葛藤の
日々が待っていました。(それはまた別の機会に)
会社を辞めてから数年経ち、プロコーチとしてではありませんが、コーチングに関わる
仕事をさせて頂いています。
今でも、ふっと思うときがあります。
もし、あのままOLを続けていたら、私は今、どんな気持ちでいたのだろうかと。
こうやって、今までを思い出していると つくづく感じます。
「 人生は旅 」
こんな話を聞いたことがないでしょうか?
「自分は何のために生まれてきたのか」
そんなことを考えもせず、旅を終えてしまう人も多いかもしれません。
数十年間、行き当たりばったりで生きてきた、私だって同じです
そのまま旅を終えても、おかしくありませんでした。
それどころか、昔の私に問いかけてみたら、「そんな、小難しいことを考えなくても・・・」と
斜に構えていたかもしれません
そんな私が
なぜ、コーチングやソースに関わっているのか?
天職好房を運営しているのか?
1枚の紙の存在を、感じずにはいられません。
本来の自分に気づき 本来の人生を生きる
ファインネットワールドのキャッチコピーに、その思いを込めたのでした。
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