言葉を育てる 言葉に育てられる

「本来の自分に気づき 本来の自分を生きる」

これは、私が務める会社ファインネットワールドのキャッチフレーズです。

単なるキャッチフレーズというよりも、クレドもしくは人生訓に近いでしょうか。

友人の起業コンサルタントと共に、2004年頃に生み出しました。

「もっと、分かりやすいキャッチコピーにしなよ。
例えば”たった◯◯日で、あなたも◯◯になれる!”とかね」

「抽象的なのは伝わらない。もっと訴求するフレーズに変えなきゃ」

などなど、コレに関しては、周りからごもっともなアドバイスを頂いてきましたが。

12年にわたり、幾多の風雪に耐え、今日まで同じフレーズを使い続けています。

今では使い込んだ皮のバックのように、なじんできました。

弊社のホームページのみならず、自分の名刺やメールのフッターにフレーズを入れ、事あるごとに目にしていますが。

改めて、このフレーズに育てられたなぁと感謝しています。

 

「本来の自分」「本来の人生」

このフレーズを用いた当初に込めた「本来」の意味合いは、今とは異なっています。

自分の好きを追求する。

好きな仕事 好きな人たちとともに 楽しく生きる。

ザクっと言えば、ワクワクをキーワードにした、そんなイメージを持っていたのですね、当初は。

ただ「本来の自分」「本来の人生」というのは、私たちが思い描いていた以上に奥行きが深かったのでした。

本来 - この言葉を頻繁に目にし、耳にすることで、導かれたのでしょうか。

「本来」を深めるためのワークショップや、書籍や人との出会いがありました。

意識的にも無意識的にも、その意味を探求する生き方へと自然にシフトしていったのです。

そうしたなかで「本来の自分」とはどういうものなのか、その肌触りを体感していきました。

「本来の自分」「本来の人生」を探求することは、私たちを遠く深いところまで連れていったようです。

そして、今も終わらない旅の途中ですが。

私たちが「本来」を生きていくこと、それは、「本来」という言葉を深めていくことでもありました。

 

みなさんもそれぞれ、自分を導いてくれる言葉やポリシーをお持ちではないでしょうか。

ホームページやブログのキャッチコピーに、はたまた手帳に書いておく、紙に貼っておく -など

日々のなかで目にし、持ち歩けるのなら、手段はなんでも良いのですが。

ともに人生を歩んでいくパートナーとなり

その言葉があなたを育て また あなたがその言葉を育てていくなかで

あなたが思っている以上、はるか遠い場所へと導いてくれるでしょう。