メッセージは玉石混交

目にうつる全てのことはメッセージ 

ユーミンの古い歌の一節です。(魔女の宅急便のテーマソングにも使われています)

 

さすがに他人とのコミュニケーション全てとは、到底思えませんが。

要所要所で、「他人のクチを使って、自分に必要なことを言わせてる」と思う場面はあります。

そういうメッセージは、ホント一発で心のど真ん中に響くこともありますが。

いつもそうとは限りません。

自分にとって重要なのは分かるけど、ちょっと納得できないなぁ・・・釈然としないこともあるのです。

それはある意味、仕方がないことなのですね。

「他人のクチを使って、自分に必要なメッセージを言ってもらう」

すなわち他人を使って語ってもらうということは、その方の価値判断やこだわりのフィルターを通さざるえないからです。

核となるメッセージは、今の自分に本当に必要だったとしても。

なぜ、それが私に必要なのか - メッセージにまつわる様々な語りは、その方独自の解釈やこだわりがどうしても入ります。

そこが自分の価値観とは合わなかったりするのですね。

ましてや相手からの説教が入ったり、ご自身に酔っているのかなぁ・・と思うケースもたまにはありますし。

かなり前ですが、お話したチャネラーさんがこう言ってました。

「宇宙から届けられるメッセージをどれだけ純粋にお伝えできるのか・・・
 チャネラー側の解釈や姿勢が問われるんですよね。」

なるほどとその時も頷きましたが、これは占い師にも言えるのでしょうね。

 

このように、他人から届けられるメッセージには、様々なものが入り混じります。

いわゆる玉石混交です。

どれだけ尊敬する人であっても、いつでも丸ごと飲み込むのは危険だといえましょう。

とはいえ、ココが難しいところで。

 

どうも納得できない、相手は間違っている

そう言って、メッセージ全てを切り捨てるのは、光る”玉”をも捨てるようなものです。

大事な宝石を失いかねません。

かといって、先ほども言ったように、何でもかんでも取り込めばいいものでもないでしょう。

大半の”石”に紛れ込んで、”玉”が分からなくなりますし。

さらに、妖しくかがやく”石”に惑わされることもありますから。

 

自分へのメッセージを吟味していくなかで

相手は決して間違ってはいない - それを前提とし

どれが”玉”で、どれが”石”なのか

冷静に繊細に、選り分けていく感性を育てていく必要があるでしょうね。