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【質疑応答力2】臨機応変に受け答えするための3つの力~観察力(1)

 

※ 質疑応答力を高めるためのトレーニングを2019年からスタートします。

第1回では、

  • 当意即妙に答えるとは、言い換えると、臨機応変に対応すること
  • 臨機応変に対応するためには、3つの力が必要
  • 3つの力とは、観察力、洞察力、応答力

ということをお伝えしました。

 

第2回では、その3つの中の「観察力」について、もう少し詳しくお伝えしていきます。

 

1)観察力 ~ 相手の質問をよく聴きとるために その1

質疑応答が上手くなりたい。

そう思ったとき、おそらく、こういったことを考えるのではないでしょうか。

「質問されたらすぐに、かつ、なめらかに、ポイントを抑えて、相手に答えるにはどうしたらいいだろうか?」

つまり、どう答えるか? ということに普通は意識が向いているでしょう。(もっとも、そのことに意識が向いていることさえ、気づいていないかもしれませんが)

もちろん、どう答えるかは大事です。その答えによって、相手が納得するかどうかが決まる訳ですから。

 

しかし、これまでに質疑応答が上手な人たちを見てきて、気づいたことがあります。

彼らは一様に、すぐに答えては、いなかったのです。

では、質疑応答が上手な人たちは何をしていたのか?

 

質疑応答が上手な人たちは、相手をよく「観察」していました。

相手が質問をしているときに、ただ相手の話によく耳を傾け、相手の様子をじっくりと見ていたのです。

 

私達は、往々にして普段のコミュニケーションでも、相手が話を始めると、すぐに「自分は何を話そう」「何と言おう」と自分の話したいことに意識が向きがちです。

けれども、質疑応答が上手な人たちは、相手をよく見て、相手の話をよく聴いていたのです。

一言で言うと、相手をよく観察していたのです。

 

そのことに気づくまで、「質疑応答がうまくなるためには、何を訊かれても答えられるだけの知識や体験が無いとダメだ」と、思っていました。

ですが、冷静に考えるとそんなことは不可能な話です。

 

質疑応答が上手な人は、相手をよく観察している。

けれども、相手をよく観察することが、なぜ上手な質疑応答につながるのかが分かったのは、もう少し先のことでした。