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【質疑応答力3】臨機応変に受け答えするための3つの力~観察力(2)

 

※ 質疑応答力を高めるためのトレーニングを2019年からスタートします。

 

第2回では、質疑応答力の3つの力である観察力、洞察力、応答力の中の、「観察力」を取り上げました。

第3回では、この観察力について、引き続きお伝えしていきます。

 

1)観察力 ~ 相手の質問をよく聴きとるために その2

 

第2回の最後に、

『質疑応答が上手な人は、相手をよく観察している。

ただ、相手をよく観察することが、なぜ上手な質疑応答につながるのかが分かったのは、もう少し先のことでした。』

と書きました。

 

そうです。

質疑応答が上手な人は、相手が質問しているときに何と答えようかと考えているのではなく、ただ相手をじっとよく見ていたのです。

一方、私はどうだったかと言うと、相手の質問を聞いた瞬間から、「どう答えたら良いだろうか?」という声が頭の中を駆け巡り、相手をよく見るよりも、自分の頭の中から答えを見つけることに必死でした。

就職の面接に例えるなら、面接官からきかれた質問に、就活マニュアル本の模範解答を必死になって思い出している。そんな状態だったのです。

 

なぜ、相手をよく見ることなく、自分の頭の中から答えを見つけることに必死だったのか?

今ならわかります。

 

そう、「怖かった」からです。

 

「うまく答えられるだろうか?」

「答えに満足してもらえるだろうか?」

「講師なのに、何も知らないと思われてしまうのではないか?」

「講師なのに、実は大したことないと思われてしまうのではないか?」

 

必死になって答えようとしているとき、上記のような声が頭の中でグルグル回っていましたが、その声の奥にあるのは、不安であり、心配であり、恐怖だったのです。

それ故に、必死で自分を守ろうとしていたのです。

 

では、質疑応答が上手な人は、どうだったのか?

彼らは、質問している眼の前の相手に、ただただ意識を向け続けていたのです。

 

彼らに恐怖がなかったのかというと、決してそうではありません。

大勢の人前に経つことに対して怖いという気持ちになるのは、人間の本能だと言っても過言ではないでしょう。

 

けれども、質疑応答が上手な人は、その本能にあらがって、相手に意識を向け続けることができたのです。

それは一体、何故なのか??

 

実は、質疑応答が上手な人は、ある一つの真実を知っていたのです。

その真実を知っていたがゆえに、どんな質問が飛んできても答えることができたのだと、今ならわかります。

 

では、質疑応答が上手な人が知っていた、その真実とは一体何でしょうか?