これまでの軌跡を振り返る意味もかねて、福社長の朝比奈が、赤木にインタビューしています。

前回は「コーチングで大切にしていることは?」について、赤木が語りましたが、今回は「コーチとして喜びを感じることは?」を尋ねていきます。

 

A.朝比奈 ファインネットワールド福社長(写真 左)

H.赤 木 ファインネットワールド代表(写真 右)

赤木広紀、朝比奈映未

 

赤木インタビュー Vol.3 -なりたくない自分になる、これが本当の自己実現

A.クライアントにどうなって欲しいのか・・・そんな願いはありますか?

H.願いですね。うーん、一つはやっぱり、悩みや苦しみから解放されたり、姿勢が前向きになって欲しいというのはありますね。

A.解放とは、悩みや苦しみが無くなるということですか?

H.悩みや苦しみが全く無くなることではありません。むしろ逆で、悩むこと苦しむことから逃げずに、対峙してもらいたいのです。

A.対峙することで、クライアントはどうなるのですか?

H.悩みや苦しみに向き合う力がある、つまり自分には力があることを思い出してもらいたいのです。
それが自己信頼感、つまり、自信が高まるということにつながります。
あぁ、自分は大丈夫なんだと思えると楽観的になれますし、自分を肯定的に観るようにもなりますね。

A.悩み苦しんでも、自分は大丈夫なんだ、という信頼感でしょうか。

H.そうですね。生きるのがラクになりますし。

A.コーチとして喜びを感じることは、他にどんなのがありますか?

H.もちろん、クライアントが夢を実現したり、目標を達成したときの喜びを一緒に味わえるのは、コーチ冥利につきますね。
ただ、クライアントが望む人生を歩めたり、なりたい自分になれるときもあれば、なかなか人生が思い通りにならない、困難の渦中にいる時期もあります。そんな時期はやはり辛いものがあります。
しかし、そんな辛いと思う時期だからこそ、学び、気づき、成長できることがあります。だから、人生のありとあらゆる時期を味わってほしいですね。

A.なんとかして、人生を好転してほしいというのではなく、ですね?

H.どちらかというと、私は受容系なんだなと思います。
受け入れたくない、認めたくないという部分を認められるようになってくれるほうが嬉しいかな。
自分の中の見たくない、嫌っている部分と和解していく姿は本当に美しいですよ。

A.なぜ、それが嬉しいのでしょうか?

H.嫌な自分と和解することと、なりたい自分になるのは実は同じなのです。コインの裏表ですね。もっとも、この説明だけではなかなか分かりにくいかもしれませんが。嫌な自分と和解することが、人間としての成長や変容に繋がっていると、私自身も実感しているからです。だからといって、無理に嫌なことに向き合えとは言いませんよ(笑)。

A.ははは・・・あくまでも、クライアントさんに準備ができてからでしょうか?

H.そうですね。自己信頼が高まっていくと、自然に自分の嫌な部分にも向き合えるようになります。
嫌いと思っていた部分も、実はさほどイヤでは無かったことが分かりますから。
先程も言いましたが、なりたくない自分になることが本当の自己実現だと私は思っています。

A.なりたくない自分になる、その偉大さですね。

H.嫌な部分を受け入れたくない、これは分かりやすいですね。
では、素晴らしさや偉大さは受け入れやすいのかというと・・・・。

A.決して、そうではないのですね。

H.「私たちが最も恐れるのは自分の無力さではなく、計り知れないほどの力強さである。私達が最も恐れるのは、闇ではなく光である」
元南アフリカ大統領であるネルソン・マンデラさんが大統領就任演説のときに引用した言葉です。
闇だけではなく、光をも恐れるのが、私たち人間ではないでしょうか。