アミーゴ

こんにちは、ファインネットワールド 福社長の朝比奈映未です。

ファインネットワールドのサイトにて、新たにコラムを投稿することになりました。

宜しくお願いします。

 

タイトルの「アミストラはかく語りき」ですが、アミーゴという私の通称を、哲学者ニーチェの名作をもじってつけました。

何となく浮かんだタイトルをそのまま付けただけで、特段深い意味を込めておりません(笑)

このコラムは、朝比奈が観た映画や読んだ書籍によって起きた化学反応を、自分なりのテイストでお伝えする内容のものです。

コーヒー片手に、ゆるりとお読みいただけたらと思います。

 

アナと雪の女王 から観る 全てを溶かす愛とは?

アナと雪の女王 エルザ

 

さて、第1回の今回、お届けする作品は映画「アナと雪の女王」です。

「レリゴー、レリゴー」の歌声と共に、今や世界中で大旋風を巻き起こしている作品ですね。

アンデルセンの童話「雪の女王」が下地になっているとのことですが、実際には、ディズニーオリジナルと言っていいほど、原作とは異なっているそうです。

ただ、アンデルセンの作品がモチーフとなっているだけあって、様々なメタファーが隠されているように思えます。

「才能」に関するメタファーとして論じているものも見かけましたが(私も個人ブログには、その観点から考察しています)、今回のコラム「アミストラ」では、それとは違う観点、メタファーからお話していきますね。

 


※また観ていない方は、ネタバレとなる内容が含まれてますので、ご注意ください。

 

幼い頃はずっと仲良く遊んでいた姉・エルザと妹・アナ姉妹でしたが、エルザの魔力によってアナを傷つけてしまったので、その力を封印し、アナとも距離を置くようになりました。

その後、姉妹は成長し、ある諍いから、再びエルザの魔力により、アナを傷つけてしまったのです。しかも今回は、致命傷を与えてしまい、アナは次第にみるみる衰弱していきました。

回復するには、何が必要か? それは「真実の愛」が必要と告げられたのですが・・・。

結果として、ハッピーエンドとなる、この作品。

まさに、アナが真実の愛を得ることが出来たので、命を取り戻すことが出来ました。

物語の最中で、アナの婚約者ハンスからのキスにより、真実の愛を得ようと彼の元に向かいます。

ここでアナは救われると思いきや、ハンスはアナを裏切り、アナは息絶え絶えになりました。

ここが他の童話、眠れる森の美女や白雪姫とは違う点です。

では、アナはどうやって救われるのでしょうか?

 

アナと雪の女王 アナ

姉エルザさえも殺そうとするハンスから、アナは自分の身を差し出して、エルザを守りぬきました。

その瞬間、エルザの魔力で凍りついたアナの身体が溶けだしたのです。

それは、眠れる森の美女のような、王子様から与えられた愛ではなく、自ら「真実の愛」を実践することによってでした。

 

先ほどもお伝えしたとおり、エルザの魔力によって、アナは命の危機にさらされました。

ある意味、エルザはアナにとって、命を奪おうとした「敵」なのです。

ましてや、以前は仲良しだったのに、理由も知らされないまま無視され続け、好きな人への結婚さえも反対した相手です。

ストーリーの中ではそうは描かれてませんが、現実世界では、憎んでもおかしくない存在でしょう。

故意ではないものの、自分の命を奪おうとしたエルザに対して、アナは身を挺して助けたのです。

これは、キリスト教で言うところの、隣人愛-汝の敵を愛せよ の実践ではないでしょうか。

それこそが「真実の愛」で、全てを溶かす力をもたらしたのだと思います。

 

私自身を振り返ってみても、自分に辛い思いや体験をさせた相手を許すのは、簡単なことではありません。

ましてや、アナのように、わが身を挺することが出来るかどうかは自信はありません。

しかし、この映画が教えてくれた通り、汝の敵さえ愛せることが、自分を救う最大の道であることは間違いないと思います。