コーチングセッションもプレゼンテーションもうまくやりたいと思うのは当たり前のことだと思っていた。

でも、その思いがどこから生まれたのかをよくよく観察したときにわかったこと。
それは、自分を守ろうとする気持ちだった。

下手だと思われたくない、馬鹿にされたくない。
だから相手に有無を言わせないぐらい上手になろう。

その動機で上手になるための努力をすると、確かに上手にはなる。
けれども、自分を守る気持ちは消えるどころか、ますます大きくなっていった。

では、自分を守る気持ちはどうして生まれるのだろう?

そこにあったのは、恐れだった。
攻撃されるかもしれない、傷つけられるかもしれないという恐れ。

でも、その恐れは実態がなく、まぼろしの敵を勝手に作り出し、
まぼろしの敵から身を守ろうとしていただけだった。

私は身を守るために莫大なエネルギーを使っていたと、初めて気づく。

本当は守る必要なんてないんだ。

そう気づいて守るのをやめたとき、外にそもそも敵などいなかった。

そうして初めて、私は本当の人生を生き始めることができるのだ。