コーチングを受ける中で、クライアントは様々な心の動きを体験します。

前回に引き続き、今回も「コーチングで起こりうること」をテーマにして、お話を進めます。

焦りが出てくる

変化2

目標を立てたときは、ヤルぞ!という気持ちと共に、モチベーションも上がりますよね。

しかし実際に課題に取り組むと、なかなか思うような結果が出ないこともあります。

そんなとき、焦ったり、イライラしたり、落ち込む気持ちが湧き上がってくるのはごく自然な反応です。

ただし、そういったイヤな気持ちを味わうのが苦痛で、別の視点へと振り向けようとすることがあります。

「こんなことをするのは、自分には向いていない」

「本当に達成したいかどうか、わからなくなった」

つい、自己正当化をしてしまうこともありますね。

 

また、自分ではなくコーチやコーチングに目を向ける人もいます。

「コーチングを続けていても変わらないんじゃないか?」

「受けても無駄じゃないか?」

いずれにせよ、防衛反応として、こうした声が頭のなかに聞こえてきます。

目標達成や願望実現、あるいは習慣化というのが往々にしてうまく行かないのは、思い通りにならないときに感じる不安や焦りに耐えられないからではないでしょうか。

 

そのようなときのコーチングの進め方は、クライアントによって異なりますが。

一つの提案として、もう一度原点に戻ってもらうよう、私からお伝えすることがあります。

 

思い通りにならない、ということは、思い通りになってほしい「願い」があるということですよね。

その願い - つまり、なぜ、あなたはその目標を達成したいと思ったのか?

そこに立ち戻ってほしいとお伝えします。

いっときの防衛反応に飲み込まれてしまっては、クライアントが望む未来へとたどり着くことが出来ません。

 

自分にとって、その目標がどれだけ大切かを思い出してもらった上で、場合によっては、目標達成後の未来を味わってもらうことがあります。

「この目標を達成したら、どんな気持ちになるだろう?」

「誰が一緒に喜んでくれるだろう?」

「ゴールに向かう道のりで学べたり、成長したりできることって何だろう?」

目標を立てた原点(過去)と、目標達成後(未来)を充分体験することで、思い通りにならない(と感じる)現在も、目標達成への道のりの中の、エピソードの一つに変わっていきます。

現在という狭い視野から解き放たれ、新たな気持ちで目標達成へと歩みを進めることが出来るでしょう。