クライアントが自分自身の内面に目を向けない

自分の内面に意識が向かないクライアントに、どう関わればいいですか?

 

赤木の答え

コラム_Q&A_6

「クライアントが自分自身の内面をなかなか見ようとしない。」

「クライアントが出来事の説明ばかりして、自分の気持ちや感情を外に出そうとしない。」

 

メンターコーチングや勉強会でも、よく出てくるテーマの一つです。

私自身も、コーチングを始めた頃は、このテーマでよく悩んでいました。

今も、内面を見るのが苦手なクライアントさんと出会うことはありますが、以前のように悩むことはなくなりました。

 

さて、悩んでいたときの私は、

「クライアントは内面にちゃんと向き合わないといけない!」

という思い込みを強く持っていました。

もちろん、そんな思い込みを持っているという自覚は、当時はまったくありません。

 

けれども、その思い込みを無意識に持っていたために、内面を見るのが苦手なクライアントさんを見ると、

「どうして内面に向き合わないんだ? もっと向き合えばいいのに」と相手を責めるような気持ちが出てきました。

もちろん、そんなことは口に出したりはしません。

でも今思うと、そういう気持ちは相手にも薄々伝わっていたと思います。

 

そういう気持ちが伝わると、クライアントも安心するどころか、むしろ、自分を守ろうと緊張してしまって余計に内面を見れなくなってしまう。

結局は、私自身の相手を責める気持ちが、クライアントが内面に意識を向けるのを逆に妨げていたんだということが、だいぶ後になってからようやく気づくことができました。

 

もし、あなたが

「内面に意識が向かないクライアントに、どう関わったらいいだろう?」

という気持ちが出てきたら、まずは自分自身の中に「内面に向き合わなければいけない」という思い込みがないかチェックしてみてください。

そして、「今、クライアントさんの内面で何が起きているのだろう?」と純粋な好奇心を向けてみてください。

コーチ自身がリラックスして安心感のある雰囲気を作ると、クライアントもリラックスして、内面に何が起きているかを探りやすくなりますよ。