最近、研修講師をしている友人から「ビジョン、ミッション、バリューを作るとき、どの順番だと考えやすいか?」という相談を受けました。

で、改めて、この3つの関係と、どこから取り組んだらいいかを考えてみました。

会社で経営理念を考えるときによく使われるのですが、ここでは、会社ではなく、個人のビジョン、ミッション、バリューと考えます。

人によって考えやすい順番は違いますが、この流れだと考えやすいというのを書いてみました。

 

①バリュー

意識的にせよ無意識的にせよバリューに気づいている人は、自分は価値ある存在なんだという自己肯定感が高いので、何のために誰のために生きるのかというミッションにも気づきやすいですし、どんな世界を見たいかというビジョンも浮かびやすくなるでしょう。

ということで、最初がバリューとなります。

 

②ビジョン

次はビジョンになりますが、自分が生きているであろう年数よりももっと長い期間をイメージしてもらうと出てきやすくなります。例えば100年後とか1000年後とかです。

死後までイメージしてもらうのは、生きている間だと、自分はそれを本当にできるのか?といった疑いの気持ちや無理だろうといった制限がかかりやすくなるからです。ただ純粋に「こんな世界を見たい」というのがビジョンです。

ビジョンの好例は、故マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の”I have a dream”で始まる有名なスピーチです。

「私には夢がある。私の四人の幼い子ども達が、いつの日か肌の色ではなく人格そのものによって評価される国に住めるようになるという夢です。」

「将来いつの日か、幼い黒人の少年少女たちが、幼い白人の少年少女たちと兄弟姉妹として手に手を取ることができるようになるという夢です。」

 

③ミッション

最後がミッションです。バリューを知り、ビジョンを見たあなたが、誰のために何のために生きるのか?と問うたとき、その答えがミッションです。人生の目的、存在意義、使命といった表現も同じです。

バリューが現在で、ビジョンは未来で、ミッションはその間をつなぐ道です。

ミッションは方向であって、道なので、達成して終わりというのはありません。もちろん、その道の途中にはマイルストーン(目標)はありますが。

 

この3つが自覚できればできるほど、今この瞬間をどう生きればいいかが分かるので、不安や心配、恐れが減って、喜びや満足感、充実感に満ちた人生に変わっていくでしょう。