コーチは言葉を使う職業です。

なので、言葉には敏感であって欲しいと思うのですが、コーチ同士の話を聞いていると、時々残念に思うことがあります。

例えば、コーチ同士の会話で耳にする表現に、「クライアントをGETした」というのがあります。

 

get

 

僕は、この言葉は好きではありませんし、コーチには使ってほしくありません。

 

その理由は、クライアントの側に立てば一目瞭然です。

もし、あなたのコーチが「○○さんをGETした!」と、あなたのことを言っているのを耳にしたら、イイ気がするでしょうか?

何だかモノ扱いされた気分にならないでしょうか?

 

「そんなの、クライアントの耳に入らなければ構わない」と言い張る人がいたとしたら・・・コーチとしては不向きと言わざるえません。

自分が発する言葉は、自分の思想や現実を創っていきます。

クライアントをゲットしたと言い続けているうちに、無意識的にモノを獲得するような目で人を観るようになります。

コーチがクライアントをどう観ているかは、セッションの端々に出てしまいますし、クライアントも肌で感じてしまうのです。

 

こう書くと「じゃあ、赤木さんは最初からGETと言ってなかったの?」と思ったかもしれません。

 

いえ、むしろその言葉を違和感なく使っていた一人でした。

かつて学んだコーチングスクールでは、「クライアントの獲得」という言葉がよく使われていました。

そんな環境の中でコーチとしての活動を始めたため、「クライアントGET」という言葉に全く違和感を感じなかったのです。

 

「クライアントGET」という言葉が、クライアントをモノ扱いしている。

学び始めてから随分先でしたが、そのことに気づいた時は、顔から火が出るような恥ずかしさでいっぱいになりました。

 

言葉に対する感度は高めるのは、コーチとしては必須だと感じています。

何気なく使っている言葉が本当に適切なのか、そうでないのか?

すぐには気づかないかもしれませんが、一つ一つの言葉に敏感であり続けていきたいです。

自戒を込めて。