【コラム95】時間管理よりもエネルギー管理!

 

最近、9年前に購入した本を読み直しています。

成功と幸せのための4つのエネルギー管理術』(ジム・レーヤー/トニー・シュワルツ著)という本ですが、そこに書かれていた一部を紹介すると・・・

『すぐれたパフォーマンスを引き出す鍵は「時間」ではなく、「エネルギー」にある』

『エネルギーは使いすぎても、使わなくてもなくなってしまう。エネルギーの消費と回復のバランスをとること、これが肝心である』

『筋肉を強くするためには、段階を踏んで負荷をかけ、通常レベル以上のエネルギーを使うことが必要だ。(中略)その後、筋肉を24~28時間休ませて回復をはかると、以前よりも筋肉は増強し、次に刺激を与えたときには、前よりも強い負荷に耐えられるようになる。(中略)情動面・頭脳面・精神面のエネルギー量は、肉体のエネルギー量を増やすときとまったく同じ方法で増やすことができる。』

4つのエネルギーとは、肉体・情動(感情)・頭脳・精神の4つですが、これらは全て筋肉を鍛えるのと同じ方法で、共感能力や忍耐力、集中力、創造性、誠実さ、責任感なども鍛えることができるとあります。

この本を読んで思ったのは、車のバッテリーがあがって、エンジンがかからなくなってしまったら、しばらく充電する必要があるのと同じように、何かをやろう!と思っても気力がわかないときというのは、消費したエネルギーを回復させましょうという合図なんですね。

当たり前といえば当たり前のことですが、とっても腑に落ちました。

それ以来、今の自分のエネルギー状態がどうなっているかをチェックしながら日々過ごすと、どんな行動がエネルギーを回復させ、増やしてくれるのか、逆にどんな行動がエネルギーを消費させ、減らしてしまうのかがよく見えてきました。

以前から自分のエネルギーを増やしてくれる活動については、気づいていましたが(コーチングセッションはまさにそれです!)、知らず知らずのうちにエネルギーを減らしてしまう活動については、あまり自覚していませんでした。

一旦、何かに取り掛かり始めれば、あとはその勢いで最後まで進むのですが(エンジンがかかってしまったら走りだす車と同じで)、取り掛かるまでに時間がかかることが多々ありました。

やろうと思ってもすぐに取り掛かれないと、ヤル気の出ない自分を責めたり、気を紛らわすことに手を出して、さらにエネルギーを失い、という悪循環でした。しかし、今回、薄々気づいていたエネルギーを減らす活動をキッパリやめてみると、あら不思議、それだけで気力が湧いてきたんです!

肉体・情動・頭脳・精神の4つのエネルギーの内、使いすぎる傾向のある分野については、しっかり回復させる時間を取ること(私の場合は、頭脳でしょうか。考え事が多すぎて)

逆にあまり使っていない分野は積極的に使うことなど、他にも参考となることがたくさん書いてありました。よければ一度読んでみてください。おススメです!