【コラム48】クライアントがいないことのほうが特別なことなんです
「どうしたらクライアントが増えますか?」という相談を受けることがあります。
最初の頃は「こんな風にやってみたらどうですか?」と、具体的なやり方を色々お伝えしていました。
ただ、そのやり方ですぐに結果が出る人もいましたが、なかなか結果がついてこない人もいました。
どちらの人も素直だし、行動力もあるにも関わらず、です。
「どうしたらクライアントが増えるんだろう?」と僕自身も相談してきた方と同じようにずっと考えてきましたが、随分あとになってようやく気づいたことがあリます。
それは、クライアントがいる状態を「日常」だと思っているか、それとも「非日常」だと思っているか。
その違いだったのです。
いうならば、クライアントがいる状態を、洗顔や歯磨き、買い物、職場へ出勤といった日常生活でしていることと同じように感じているか、それとも年に一度のお祭りのように非日常的な滅多にないことだと思っているか。
結果が出ている人は、クライアントがいる状態を「日常」、つまり、いい意味で「当たり前」になっていました。
「当たり前」だと思い込んでいるというよりも、あまりにも「当たり前」過ぎて、「当たり前」だとすら考えてもいない。
何も考えずとも自転車をこいでいる、そんな感覚だったのです。
こう書くと、
「じゃあ、どうしたらそんな感覚になれるの?」
と思ったかもしれません。
でも大丈夫。
なれるからなれます。
慣れるから成れます。
自転車に何も考えず乗れているように、あなたがすでに慣れていて成れていることを思い出してください。
クライアントがいる状態も、その感覚と同じなんだということを、後は思い出すだけなのかもしれませんよ。