【エッセイ13】めんどくさいと言ってみると

先日、小学生の娘が学校の宿題を「めんどくさい、めんどくさい」と言いながらやっているので、

「そんなに『めんどくさい』ばかり言ってると、もっと面倒くさくなるよ」と注意すると、

「パパ、違うねん」と言い返してくる娘。

 

普段ですと、「口答えするな!」と怒ってしまうのですが、その日は気分が良かったので(笑)、ニュートラルに「ほう、何が違うの?」と聞き返すと、

娘「気持ちを込めずに『めんどくさい、めんどくさい』って言うと、だんだんスッキリして普通になるねん」

私「普通って言うのは?」

娘「胸の当たりのモヤモヤしたのが、スッと無くなんねん」「そしたら、だんだん楽しくなってくるねん」

私「なるほど〜、そうなんだね。それは気付かなかったわ〜」

というやり取りがありました。

 

そう言われてみれば確かに私も、本当にめんどくさいという気持ちで一杯になったときに「あ〜、面倒くさっ!、ほんまにめんどくさいわ!」と声に出して言うと、逆にスッキリして、作業に取りかかれた経験が過去にあったなぁ、と思い出しました。

ジャッジメントを外してニュートラルに相手の話を聴けると、思いがけない発見や気づきがあるものですね。