【コーチ41】クライアントにどうなってほしいですか?
「あなたはクライアントにどうなってほしいですか?」
この問いに向き合い、自分なりの答えを見出すことは非常に大切ではないでしょうか。
なぜなら、この問いに答えようとする過程で、あなたのクライアントは誰なのかが見えてくるからです。
そんな話をすると、よく質問をもらいます。
「タクシーの運転手が、あくまでも乗客の望むところまでお届けするように、クライアント自身が望むところにお連れする存在がコーチであるから、コーチ側の意図を入れてはいけないのではないですか?」
と。
それに対しては、私はこう考えています。
クライアントにどうなってほしいかというのは、コーチの願いの反映です。
- クライアント自身の「こうなりたい」
- コーチ自身の「こうなってほしい」
ここがあまりにも食い違うと、まず信頼関係を結べないでしょう。
そうなると、コーチングがうまく機能しません。
「クライアントが自分らしい生き方をする」
これが、私にとっての「クライアントの成功」の定義です。
こんな私が、下記のような方にコーチングを依頼されたらどうなるでしょう?
「赤木さんから、コーチングを受けたいんです。
コーチング受けると、売り上げが上がると聞きました。
自分の内面とかはどうでもいいんです・・・。」
売上が上がるのを目標にすること自体に問題はありません。
自分らしい生き方をしながら、売上もあげたいというのであれば、私は喜んで引き受けます。
しかし、内面はどうでもいいとなると、自分らしい生き方を無視することになりかねません。
この方にとっては、私のコーチングでは役に立たないと思うので、お断りさせて頂くことになります。
コーチの価値観や願いに共鳴する人とでないと、コーチングは上手くいかない。
そのことが経験的に分かるからです。
クライアントにどうなってほしいのか?
コーチの意図や願いを言葉にしてブログやホームページなどでお伝えすることで、共感・共鳴下さる方がクライアントになって下さり、結果として成果も出ることでしょう。