【コラム57】コーチは酸素ボンベ

気づいていない未知の領域に踏み込むとき、そこには見たくない自分、隠しておきたい自分が出てくるかもしれない。

だから、そこには踏み込まないように無意識にブレーキがかかる。

だが、可能性は常に未知の世界に存在する。

変化は未知の世界に足を踏み入れたときに起こり始める。

では、何があれば、未知の領域に踏み込むことができるだろうか?

何があれば、クライアントが安心して自分の内面を、未知の世界を観ていくことができるだろうか?

 

コーチの真価は、その時に発揮される。

コーチが傍にいることで不安が安心に変わり、クライアントが安心して未知の世界に降りていくことができる。

そして、クライアントは今まで気づいていなかった自分に出会い、変化し始める。

今まで気づいていなかった自分に出会ったとき、自分に対する見方が変わり、考え方、態度、行動、振る舞いが変わる。

 

素潜りでは潜れない深い海も、酸素ボンベがあれば、安心して潜れる。

コーチは、そんな酸素ボンベのような存在かもしれません。