【コーチ10】コーチを選ぶポイント その3~4
前回「コーチを選ぶ際のポイント」の6つのうち、2つをお伝えしました。
- 信頼できる専門機関でのトレーニングの有無
- コーチとしての経験
さらに今回は、コーチを選ぶポイント、その3と4をお伝えします。
コーチを選ぶポイント
3.専門知識の有無
コーチングでは、クライアントが実現したいビジョン(テーマ)を持っていることが前提です。
ですので、自分のテーマについて詳しい方に依頼する方がいいとつい考えがちです。
(例えば起業したい方なら、コンサルタントとしても活動しているコーチに依頼するなど。)
しかし、コーチングでは専門知識を持っている方がいいと一概には言えません。
専門知識のあるなしのメリット・デメリットは次のとおりです。
- 専門知識がある場合
最大のメリットは、その分野に特有の言語や事情を理解してもらえることでしょう。
また、その分野に対しての知識があるので、アドバイスを求めることも可能です。
デメリットとしては、その分野に詳しい分だけ、全く違う分野からの視点が得にくいことです。
知っているもの同士の視点に偏ってしまい、発想の転換が難しいこともあります。
- 専門知識がない場合
メリットとしては、その分野に囚われない質問を行うことで、一人では考えつかない盲点に気づくこともあります。
「そんなこと当たり前すぎて、考えもしなかった・・・」ことですね。
しかしながら、その分野についての説明から入る必要もあるでしょうし、当然アドバイスももらえません。そこがデメリットと言えるでしょう。
コーチにメンターとしての要素を求めるなら、専門知識を持つコーチの方がいいと思います。
逆に自分とは違った視点を求めるなら、自分とは同じ分野の専門知識を持った人よりも、全く違う分野のコーチに依頼するほうがいいかもしれません。
どちらにせよ、コーチは「コーチングという専門知識」をもったプロフェッショナルであるというのは必須条件ですね。
4.居住地
コーチングセッションを電話で行うコーチが多いです。
面談でのコーチングセッションを望むのでない限り、居住地にはこだわらないことをお勧めします。
逆に、面談でのコーチングセッションを希望されるなら、居住地は考慮すべきポイントとなるでしょう。
通話料金を気にする方もおられますが、現在では、加入者同士は通話無料となるスカイプを利用して、コーチングセッションを行うケースが一般的になっています。
次回は「コーチを選ぶポイント」の、最後の2つお伝えします。