【コーチ12】効果的なコーチングの受け方 その1~3
コーチとクライアントの関係は上下関係ではなく、パートナーシップ、つまり役割の違いがあるだけの対等な人間関係です。
コーチングで成果を上げるためには、コーチの能力、力量に負うところもありますが、それと同じくらいクライアント側にも自分で立てた目標に対するコミットメント(本気の決意)、正直さ、そして行動することが求められます。
コーチ業を10年以上続ける中で、クライアントが価値のある成果を得るためには、どのようにコーチングを受ければいいか、そのポイントが分かってきました。
2回に分けてお伝えしますが、今回は、その1からその3です。
ぜひ参考にして下さい。
※どうすれば、効果的にコーチングを受けることが出来るのかについては、コーチによって考えは違います。あくまでも「赤木広紀が考える、効果的なコーチングの受け方」であることをご了承ください。
効果的なコーチングの受け方 その1~3
1.まずは自分で考える
コーチングは、あなたの能力や自発的な行動を最大限に引き出すためのものです。
あなたが能力をより発揮するためにどうすればいいのか、まずあなた自身が考えてみてください。
コーチの役割は、あなたが考えを深めたり、視野を広げたり、行動することをサポートすることです。
必要でない限り、アドバイスはしません。
「答えは相手の中にある」
このことを誰よりも体感している存在が、コーチだからです。
2.あなた自身がどうしたいのか、どうなりたいのかに焦点を当てて話す
課題について話していただくとき、他人や出来事についての説明を長々と話される方が時々おられます。
もちろん状況を説明いただくことは大事です。
しかし、コーチが知りたいことは、出来事に対する事細かな説明ではありません。
- その出来事に対して、あなたがどう思ったのか
- あなたにどんな影響を与えたのか
出来事ではなく、あくまでもあなた自身に焦点を当てて話すことが、成果を上げる近道になります。
3.できるだけリラックスして、感じるままを言葉にすること
自分の感情や直感を信頼することは、大きなエネルギー源になります。
感じたままを自由に表現してください。
何を感じたのか、どんな気持ちを味わったのかということを、コーチングでは大切にします。
ポジティブなことだけでなく、ネガティブに感じることもどちらの感情も大切です。
こんなこと言っても大丈夫かな・・・と躊躇せず、自分の本心から感じた気持ちを声に出してみてください。
次回は、効果的なコーチングの受け方 その4~7 をお伝えします。