光り輝くドライバーですが

自動車の運転免許を取得してから、25年が経ちました。
免許を取得して以来ずっと、無事故・無違反を続けています。

そう、光り輝く ゴールデン・ペーパー・ドライバーですから!

あれはたしか24歳。
一念発起して、教習所に通い始めることに。
もちろんAT限定です。MTに比べると運転ははるかにラクだと言われてますが、私にはどうもその才能が無さすぎるようで・・・。
運転が下手すぎて、教官にはさんざん嫌味を言われました。
(当時のドライバースクールの教官は、暴言吐きまくってましたね)
路上教習で心が折れ曲がり、免許を取ったあとも、運転を続ける意欲を失いました。

それから10年経った頃、一度はペーパー返上を図ったのですが。
ハンドルさばきの下手くそ加減は全く変わりませんでした。

近所をちょろっと運転するだけで、私にとっては手に汗握る大冒険!
背中の冷や汗は、止まることがありません。

「無理して、運転しなくてもいいんじゃない?」
ペーパードライバー教習の、まさに運転資金を出してくれた夫が引導を渡してくれました。
こうして時期ごとに、光り輝く免許証を受け取り続けたのです。

更新の通知が来るたびに、律儀に手続きを済ましていた私です。
ここ数年は、さすがに疑問がよぎります

「これからも、更新続ける必要があるのかな??」

これまでは身分証明の際に便利なので、免許証を書き換えてきましたが。
最近では身分証明に、マイナンバーカードを出すことが多くなりました。

事務的に更新するだけであっても、更新手数料はかかりますし、ましてや講習を受ける時間もかかります。
5年に1度のこととはいえ、更新する意味が見いだせないのですね。

「いつかは、運転に再チャレンジするかも・・・」と淡い期待はありました。
特に子供が生まれてからは、運転の必要性を痛感したものです。
やはり運転は出来た方がいいかな・・・と思っている間に、子供は大きくなりました。
あと何年かすると、子供も運転免許を取得できる年齢となります。

年齢的にも、私がハンドルを持つようになる確率は、限りなくゼロに近づいてきました。

半世紀ものあいだ、何とか、ペーパーでやり過ごしてきました。
残りの人生も、ペーパーで逃げ切る公算です!

次回の更新時は、いっそ返納してしまうかもしれません。
とはいえ、手放してしまうと、もう永遠に運転できる日はきません。

あと少し猶予があります。今しばらく、決断は先のばしです。