【中学受験】志望校は○○で決める! その2

前回の続きです。
偏差値的に妥当なところと入試日と。
この2点を加味しながら、併願校を選んでいったのですが。

それでも、一番に重視した事項ではありません。
次に挙げる条件が、一番の決め手となりました。
受験した中学に通うことになった今も、その点を重視したことに間違いはないと確信しています。

それは・・・「通学時間」

まだ体力的にも安定していない子供が、6年間通うことになるのです。
どのくらいまでの通学時間を最大とするかは、その子によって、男女によっても変わってきますが。
我が家はシンプルに、条件を設定しました。
「ドアツードアで、1時間は決して超えないこと」

そうなると、おのずと近隣の学校となります。
本当は30分以内が希望ですが、そうなると数えるほども学校がありません。

1時間まで範囲を広げてようやく、いくつかの学校が候補に上がったのですが。

学校の説明会に行って校風に惹かれてしまうと、「通学は大変だけど、がんばる!」って気持ちに傾きます。合格さえすれば、あとは何とかなりそうな気もするのですが。

実際に子供が通い始めてみて、わかったことがあります。
子供にとっては思った以上に「公共交通機関での通学」が負担になっていることを。
そもそも、かばんに教科書がぎっしり詰まっていて重い! 非力な私では、絶対ムリ~と投げ出したくなるほどです。

部活がある日は学校を出るのが遅くなります。そこから1時間以上かけて帰宅となると、家で過ごす時間が減り、宿題をする時間すら確保が難しいです。

実際に距離が遠い学校に通い始めたものの、通学に疲れ果てた子供の様子をみて、途中で近くに引っ越しするご家庭や、母と子どもだけ近くの賃貸を借りるケースもそう珍しくもないと聞いたことがあります。

コロナ渦だとそうはいきませんが、娘のときは学校説明会が普通にあったので、併願校候補の学校には必ず足を運びました。中には、プレテストで立地を確認した学校がありましたが。

電車だけの通学時間でみると30分強ですが、路線乗り換えに時間がかかったり、乗り換え先の電車の本数が少なかったりした学校もありました。また最寄り駅から学校まで徒歩5分とあったのに、急な坂道続きだったこともあったのです。

実際に通うことも想定して学校に赴いた結果、毎日の通学はムリと断念した学校もあったのです。

偏差値、入試日、距離

3つとも条件があう受験校はありそうでなかなか無かったのが、併願校選びに手間取った理由でした。

条件が合致した上で、「ここに通ってもいいと思う?」か娘の意思を確認し、ようやく受験する学校が決まったのでした。

志望校選びとなると、どうしても校風や進学実績などに目がいきがちですが。

通学時間の面も、ぜひ目を向けてほしいと思います。