コーチングとは?

About coaching

コーチングとは何か?

相手との対話の中で、相手に答えを教えるのではく、相手の中から答えを引き出す

アメリカが発祥のコーチングが日本に紹介されたのは、90年代後半です。それ以来、コミュニケーション手法、能力開発や自己啓発の手段として、ビジネスや医療、教育など、様々な分野で取り入れられてきました。また、自己啓発(目標達成や問題解決)の一環として、コーチを雇ったり、コーチングを学んだりする人も増えています。コーチングは仕組みがシンプルなため、目的によって、様々な形に応用できるからです。

弊社では、私たちのミッションである「本来の自分に気づき、本来の人生を生きる」ことを支援する一つの手法として、コーチングを取り入れています。

コーチングの特色

私たちは誰もが夢や目標、あるいは解決すべき課題を持って生きています。

世の中には、夢を叶えたり、目標を達成したり、そして課題を解決したりするための方法が、あまた存在します。
人に教えてもらう、本を読む、講演を聞く、セミナーを受けるなど・・・

このように、自分の外側に答えがあって、それを他の人や本や講演やセミナーで教えてもらう手法は、ティーチングと呼ばれます。

しかしながら、どんなに人から教えてもらった方法が正しくても、自分の中から見い出したやり方の方が意欲的に取り組める。そんなシンプルな人間の心理メカニズムに注目した手法が、コーチングです。

自分で見い出したやり方が多少荒削りであったとしても、内から湧き上がる意欲に沿った方が、行動に結びつくからです。

こう書くと、ティーチングよりもコーチングのほうが良い手法だ、素晴らしい手法だと言っているように聞こえるかも知れませんが、決して、コーチングはティーチングを否定するものでも対立するものでもありません。

正しいやり方を学ぶことは、早く目標達成や課題解決をするためにはとても大切なことです。しかし、いくら正しいなやり方を知っていたとしても、意欲的に取り組める状態になっていなかったとしたら、せっかくの正しいやり方も宝の持ち腐れになってしまうのではないでしょうか?

「正しいやり方を教える」のではなく、「その人自身が本当に意欲的に取り組める状態を作る」こと。これがコーチングの特色です。

どんな人がコーチングを受けるのか?

1) 夢や目標に向かって挑戦する意欲的な人

「コーチングを受けるのは、一人では何もできない依存的な人じゃないですか。私は別に人に頼らなくてもできるので、コーチングはいらないです」

時々、こんな意見を頂くことがありますが、それは誤解です。

実際にコーチングを受けるのは、依存的な人というよりも、むしろ、能力も経験もあるし、意欲も人一倍ある方が申込みされます。

そういった意欲的な人ほど、実現したい夢や達成したい目標があります。

その夢や目標に向かって挑戦するからこそ、自分の課題にも直面するのです。他者のサポートを借りて、その課題を克服する仕組みを積極的に取り入れる、そんな柔軟性が必要なこともあります。

目標を実現するためには、一人で頑張るよりも他者の視点があるほうが、盲点や偏った考えが減り、効果的である。そう実感された方が、弊社のコーチングを申し込まれます。

2) 能力は高いが理想も高いゆえに、自分の課題を強く実感している人

他にも、次のような方もコーチングを申し込まれます。
「『こういう状態になりたい』という理想があるけれども、現状はそうなっていない」
「やろう、やろうと思っているのに、できない自分はダメなヤツだ。」

このような人は、完璧主義と言ってもいいですが、能力も理想も高いがゆえに、できないことがあると、人一倍、自己否定に陥ってしまいます。

やる気に反して、なかなか前に進めないという状態に陥るのですが、それは本人の能力や意欲とは関係なく、そうなってしまう心理的メカニズムがあるからです。

このような人とのコーチングでは、自分の状態や心理メカニズムに気づくことが第一段階となります。その上で、その課題にどう対処していくのかをコーチと対話しながら一緒に考えていきます。

3) 理想や目標が明確ではないが、現状には何か違和感がある人

目標がハッキリしていないとコーチングは効果がないという人もいますが、私は決してそうは思いません。現状に違和感があるということは、まだ目標や理想の状態に明確に気づいていなかったとしても、それがあるという証拠です。ただ、自分でも見えていないという状態であって、「目標や理想がない」ということではありません。

むしろ、本当にコーチングが役に立つのは、このような人の場合が多いです。なぜなら、人は目標や目指すところがハッキリすれば、勝手に自分で動き出すからです。ただ漠然としているだけなので、そこをコーチングで明確にしていきます。

「なるほど、自分はこういう風になっていきたいんだ」
自分の目にも理想がハッキリ見えると、実現していく上での具体的な行動が取れるのです。

長期的なコーチングの進め方

原則として、コーチングは1回限りではなく、半年、一年といったスパンで契約します。(弊社では1回限りの単発セッションもご用意していますが、メインは継続での契約です)

おおよそ月1,2回といったペースで、定期的にコーチングセッションを行います。セッションの中では、その時々の課題や目標、実現したいことなどをお話いただき、コーチから質問やフィードバックをもらうことで、新たな視点や気づきを手にします。

ただ、セッションは、話を聞いてもらって、答えを出して終わりではありません。
セッションの最後に、コーチと「次回までにこれに取り組んでみる」といった、何か具体的なアクションを一緒に決めます。

例えば、そのアクションとは、
できれば、本人にとってチャレンジングな、
本当はやってみたいけど、でも怖いなと思っているような、
ものすごく勇気が要るというよりは、ちょっとだけ勇気が要るような
あるいは、面倒くさいなと先延ばしにしていたような

そういう種類の具体的な行動です。

実際に具体的な行動を起こしていくので、必ず何らかの結果が表われます。うまくいくにしろ、いかないにしろ、何かが起こります。

行動を大切にしているのは、そこから学ぶことがたくさんあるからです。

全ての見通しがハッキリ見えてから行動するということは、そもそも不可能です。
「ここまでは見えるけれど、この先はよく分からない」というのが普通でしょう。

目的地までの信号が全て青になるのを待つのではなく、目の前の信号が青になったら進んで、赤になったら止まって・・・
コーチングの中で行動を促し、結果を振り返る。時には立ち止まって、計画を立て直す。
これを繰り返していく内に、目的地に到達できるのです。

ただ、目標に向けての行動を闇雲にするだけでなく、コーチという第三者と話すことで、その行動が適切かどうかをきちんと検証することができます。適時、軌道修正しながら目的地に向かうことで、クライアントは経験値が高まり、智慧が身につきます。

時間をかけて、着実に目標達成に向けて進むためにも、コーチングはある一定の期間の契約を念頭に置いているのです。

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