クライアントインタビュー

Client Interview

クライアントインタビューVol.19 ~ 八起聖子さん

パーソナルコーチ/コーチ育成家
八起聖子(やおきしょうこ)
ワイズコーチング代表

九州大学文学部卒業後、地元の大手不動産会社の投資営業部で新人賞受賞。
2004年よりコーチ活動開始。会社経営者、管理職、自営業者、投資家、主婦、学生など20代~60代の方にコーチングを提供してきた。担当したクライアントは250名以上。

友人のコーチにしていたセッション指導がきっかけで、2017年よりプロコーチ向けのコーチング指導者になる。
「セッションの学校」「福岡コーチングスキル向上委員会」「日本コーチ協会福岡支部」などで、セッション指導は400回以上(2021.12月末現在)
福岡市在住

ホームページ:ワイズコーチング
YouTube:あいうえおで鍛えるコーチング

クライアントインタビュー

クライアント: 八起 聖子(やおき しょうこ)さん

インタビューアー: 赤木広紀

そう聴いた瞬間、「私、コーチになる」と決めました。

八起さんとコーチングとの出会いについて教えてください。

最初にコーチングという言葉を知ったのは、2004年になります。

当時、「声とコミュニケーション」についての講座を受講していました。
その講座を一緒に受けていた方が「コーチングがいい!」と話していた。

そのときは、なんとなくコーチングという言葉が頭の中に残っただけでしたが、
しばらくして、朝日カルチャーセンター主催の「コーチング初級講座」を新聞広告で見かけたときに、
「あっ、これだ! あの人が言っていたのは」と、思い出して習ってみることにしました。

受講は直感で決めたのですか?

いえ、理屈でしたね。

相手を変えない。自分も変えない。相手へのコミュニケーションを変えることで、相手との関係性を変えるのがコーチング。

そんな説明を聞き、「この考え方はいい」と思ったんです。

実はその頃、恋愛で悩んでいまして・・・
当時付き合って人と、よく喧嘩していました。
喧嘩するために付き合っている訳ではない。なぜ喧嘩になってしまうのだろう・・・?

その関係を変えるのに、コーチングというコミュニケーションが役立つのでは? 
と思ったのです。

3ヶ月のコースだったのですが、コミュニケーションの手法としてコーチングの考え方や1つひとつの技術をグループで試すという練習方法で習ったときに、

「コーチングには、コミュニケーションが上手くできない人でも上手くなれる仕組みがある」

と思ったんです。

これを繰り返せば、私、できるようになる。
コーチング講座を、まだ2回受けただけでしたが、そんな感触を得ました。


実は、その講座の二回目を受けているときに講師から、

「目標達成や問題解決を専門にする職業、それがコーチという職業がある」

と聞いたのです。

そう聴いた瞬間、「私、コーチになる」と決めました。

正確に言うと、私はコレができる人になる。という思いが自分の内側からどんどん湧いてきた。
それから、コーチになるためのその道を歩むようになったのです。

コーチになると決意したあと、何か新たに始めましたか?

インターネットで、プロコーチになるためのスクールについて調べました。

そして、3つのスクールを見つけました。
その中に、コーチ21(現在のコーチA)の説明会が翌月に開催されるという情報があったので、申し込んだのです。

福岡であったのですか?

はい、タイムリーに福岡でありました。

説明会で驚いたのは、当時のコーチ21の社長が伊藤守さんだったということです。

伊藤守さんをご存知だったのですか?

実は高校生のころ、伊藤守さんの本をすごく読み込んでいました。

CDサイズの、「今日を楽しむための100の言葉」いう書籍です。
1ページに短い言葉が書いてあって。大好きで、とてもとても大切な本でした。

あの伊藤守さんがコーチングの会社を作られていたんだ! と分かった瞬間、即決です。その日に申し込みました。

自分の人生がつながった! 
好きなもの、好きなひとがまた出てきた!
私の道は、ここにあったのか! 間違いない!

さらに強い確信をもって、コーチングの道を歩き始めました。

「その価格でもいいから受けたい」と言ってもらえました。

そんなつながりがあったんですね。
コーチ21で学び初めて、どんな学びが印象に残っていますか?

コーチ21は、日本で最初にコーチングを紹介した会社です。
重く分厚いカリキュラムでコーチングの基盤となる内容を学べたことが良かったです。
コーチングの基礎知識が身体に叩き込まれました。

内容は多岐に渡っていて、コーチングスキルだけではなく、自己基盤、ストレス、マーケティング知識だったりと、いろいろな知識が得られました。

あのとき学んだ「ここは大事!」というのは、今でも身体の感覚として残っています。

私もコーチ21で学んでいたので、自己基盤の授業が充実していたのは、よく覚えています。

授業は電話会議システムで行われていたので、共に学ぶ方と直接会うことはありません。
でも、会ったことがなくても、コーチ仲間が全国にいることが心強かったです。

同時に、直接会えない物足りなさも感じていました。
なので、地元のコーチが集まるコーチングの勉強会を見つけては、そこにも足を運ぶこともしていました。

共に学ぶ仲間とのコミュニティは、心強いですよね。

はい、のちに運営委員としても活動するようになった日本コーチ協会福岡支部にも毎月参加していました。
コーチ21だけでなく、いろいろなスクールのコーチと共に学べましたし、また対面だからこそできる経験も積みました。

その頃には、もうプロコーチとしての活動を始めていたのですか?

コーチングを学び始めて3ヶ月くらいで、名刺を作って、プロコーチとしての活動を始めていました。

最初のクライアントさんのことは覚えていますか?

最初にお話しした朝日カルチャーセンター「コーチング初級講座」で、一緒に学んでいた方です。

その頃、私は中級講座を受講していたのですが、プロコーチとして活動していることを話したら、興味を持ってくださって。
数名の方からコーチングを受けたいと言ってもらえたのです。

それは自信になったのではないですか?

はい、嬉しかったし、大きな自信になりましたね。

最初は、無料でセッションをしていたのですか?

いえ、最初から有料でした。

しかも、駆け出しコーチとしては、安い価格ではなかったんです。
ですが、その価格でもいいから受けたいと言ってもらえた。

一緒に講座を受けていた方だったので、それほど私のコーチングが上手くなかった頃も、
少しずつコーチングが出来るようになった過程もよくご存じの方たちです。

そんな受講生仲間たちが、私のコーチングを受けることに価値を見出してくれている。
それは大きなエールになりましたね。

私と志が同じ方だと思ったんです。

その方はきっと、一人の人間として八起さんを認めてくださったのでしょうね。
話が一気に飛びますが、私(赤木)を知ったきっかけを教えてもらえますか?

赤木さんのことを知ったのは、インターネットです。

そのころ私はコーチ向けのセッション指導を初めていた頃でした。
京都に行く予定があり、京都で活動されているコーチの方はどんな方がいるのかな。
もし気になるコーチの方がいたらお会いしたいな、とインターネットで調べていたら、赤木さんのサイトを見つけました。

なんと「コーチのための勉強会」が開催されている!
その勉強会のコンセプトを読み、コーチ達に対して、コーチングに対して、私と志が同じ方だと思ったんです。
やった!見つけた!という気持ちでいっぱいになりました。

残念ながら、そのときは日程が合いませんでした。でも、いつか参加する!赤木さんに会いに行かなければ!と、時々、サイトをチェックしていました。

しばらくして赤木さんのサイトを見たときに「質疑応答力」のセミナーを見つけました。
本当は「コーチのための勉強会」が気になっていたのですが、赤木さんにお会いしたい気持ちが勝って(笑)、そちらに参加しました。

セミナー後に二次会がありました。
「仲良くならなければ!」と思い、緊張でカチコチになりながらも赤木さんの横に座らせていただきました。
そこで自分の思いや、やりたいことなどを語って、赤木さんに聴いてもらったのを覚えています。

はい、私もよく覚えています。そのときに、福岡で「コーチのための勉強会」をしてくれませんか? とリクエスト頂きましたよね。

ええ、そうです。福岡にはコーチングを教えたり、学んだりする勉強会はあるけど、プロコーチに向けての勉強会はなかったのです。
でも、必要とする人は絶対にいる。赤木さんを福岡にお招きしたい。プロコーチが集まる機会を作りたい。
そんな思いでお願いしました。

京都のセミナーに来ていただいたのが、2018年の10月末で、
福岡でコーチのための勉強会を開いていただいたのが翌2019年の2月でした。

初めてお会いしてから、3カ月で勉強会と講演会を2日に渡って開催していただきましたが、八起さんのバイタリティーは、本当にすごいですよね!
あのときの勉強会を通じて、私もご縁をいただいたコーチの方が何人もいます。

福岡のコーチと赤木さんをつなげたい。そんなご縁も作りたくてお招きしたので、そうなってよかったです。

劇的な変化みたいなのはないかも(笑)

それから、メンターコーチングを受けていただきましたが、私からコーチングを継続して受けようと思った理由は何でしたか?

企業研修やコーチングスクールの講師をしているコーチの方は多いのですが、1対1のコーチングをメインで活動しているコーチの方は少ない。

私が目指しているのは1対1のコーチですので、赤木さんは、私にとってのモデルだったからです。

また、1対1のコーチングで生計を立てている方の近くにいることで、感覚的こと、具体的にも教わることができると思ったからです。

私もプロコーチになった頃、メンターコーチについてもらっていたので、その感覚は分かります。
自分がモデルと思う人のそばにいることで具体的なノウハウ以上のことをキャッチすることができますね。

あと、赤木さんの志や活動に共感するところがすごく多かったので、
赤木さんとのコーチングセッションでは、様々な議論ができると思いました。

例えば、クライアントとの関わり方や仕事の方法、困ったときの対応、私のコーチングへの持論についてどう思うかフィードバックをもらうなど。

実際に私のコーチングを受けてみてどうでしたか?

劇的な変化みたいなのはないかも(笑)。

目からウロコが落ちた。涙が出た。浄化されたとか。
ではないですね、赤木さんのセッションは。
思考したいときは思考して、聞いてほしいところは聞いてもらって、赤木さんの意見が聞きたいときは言ってもらって、自分自身のクライアントとのセッションのフィードバックがほしいときも対応してくれる。

何を言っても誠実に、しかも普通に対応してくれるのが、赤木さんのコーチングかな。
だから、本当に自由にセッションの時間を使わせてもらっています。
自分でセッション時間を組み立てる。どう使ってもいいという自由さがあります。

そして私は、着実な一歩を積み重ねていると感じています。

八起さんはコーチングセッションの時間を、いつも主体的に使ってくれていますね。

先ほど劇的な変化はないと言いましたが、自分でも気づかないレベルでの変化はあります。

仕事に関してだと、売上が不安定で波があるというのが、当初の悩みのひとつでした。
自営業という働き方ですから、当然今も波はあります。けれど以前よりも高いところで波打っている。その影響で精神面でも物理面でも基盤が以前より安定している。だから、コーチとして良いものをクライアントに提供できる状態にあると思います。

そうそう、私は毎回10を超えるテーマを120分のセッションに持ち込んでいます。
こんな自由にしている私を、赤木さんは普通に扱ってくれていますよね。
本当に特別なことはせずに。

私にとってはありがたいです。
逆に普通すぎて印象に残らないです。

コーチって、本当に黒子だなと思えますね。

正直、一番うれしいフィードバックです。
劇的でないところ、普通と言われるところに、コーチとしての存在価値を感じますので。

普通、黒子であるために、コーチとして見えない所で色々とドラマがあっている、同じコーチとしてお察します。

コーチングスクールでは教わらないことを発信するようにしています。

表に出ている部分でも、八起さんはいろいろな活動をされていますよね。

はい、YouTubeで動画を発信しています。
お届けしている内容は、プロコーチを目指す方が、より実践に強くなるためのノウハウ、鍛え方です。

具体的には、どういうコンテンツを発信されているんですか?

極力、コーチングスクールでは教わらないことを発信するようにしています。

私はコーチ向けのセッション指導をしています。

その指導の際に相手が違っていても、同じポイントをお伝えすることが多いのです。
コーチングの基礎を学んで、セッションを実践し始めたときに、
つまずきやすいところは、ある程度決まっているということが分かってきました。

ならば、動画を使って、そのポイントをあらかじめ教えておけばいいのでは? と思ったのです。

セッションのこんなケースでは、こういうところに陥りやすい。
そんなときは、ココを意識してチャレンジしてください、と。

多くのコーチがつまづくポイントがあらかじめ分かっているなら、幅広くお伝えしたほうが親切ですね。

そうなんです。コーチとして活動しようという方は、お金も時間もかけてトレーニングを頑張ってる。
頑張っているけど、成果に結びついていないのは、本当にもったいないと感じるんです。

八起さんが配信している動画を見て、そのコツがつかめたらいいですね。

そうですね。とはいえ、動画を見ただけでできる方もいれば、実践してみたけどコレで合っているか分からない方もいると思います。

そういう方のため、コーチ育成の勉強会もしています。
私が直接、その人が行うセッションを聴いて、フィードバックする。一緒にセッション練習をするんです。

コーチ達のコーチングの質を上げる。コーチ育成に関して、私ができることが何なのか。
実は、この数年で経験を重ね、強い確信を持てるようになりました。
これは、私が活動するエネルギーになっています。

声のトーンがグッと明るくなりましたね。
八起さんの今後のビジョンや、こうしていきたいことはありますか?

現在、取り組んでいることを、着実に続けていくことです。

私は今、現役コーチとしても活動しています。
それについては、よりよい関わりをクライアントにしていくこと。

そして、コーチ育成に関して思っているのは、
日本のコーチのセッション力をもっと底上げしたいということです。

コーチングスクールが増え、コーチングが普及している反面、
セッション力を充分でないまま、プロとして活動をしている事例も増えています。

コーチとして活動する方のセッション力が、
どんどん底上げされる学びの機会が増えていけばいいなと思っています。

今でも八面六臂の活動をされていますが、ますます加速しそうですね。

コーチングのフィードバックは、一人ひとりに関わっているので、労力が結構かかります。

講座を開いたら、一度に20人ぐらい教えられる。事業運営や売上面では、そのほうが良いことも知っています。

ですが、コーチ一人ひとりの持ち味やつよみ、修正点は違う。
コーチ育成には一対大人数の指導だけではできない。
一人ひとりのコーチングと関わるしかありません。
私はここに力を使う。その思いは揺らぎません。

我々コーチ業界全体で、セッション力の強化にもっと力をいれていかないと思います。

赤木さん、何もしてくれないコーチなので(笑)

最後に、私(赤木)のコーチングは、どんな方のお役に立つと思いますか?

自分で人生を切り開きたい方ですね。
ただ、ダイナミックに切り開くというより、静かな情熱をもって淡々と切り開いていく方に、赤木さんのコーチングは合うと思います。

あと、コーチが何とかしてくれることを求める方には向いていません。
そういう面においては、赤木さん、何もしてくれないコーチなので(笑)

確かにそうですね(笑)。改めて、本日はお時間いただき、ありがとうございました。

インタビューを終えて

「日本のコーチのセッション力をもっと底上げしたい」

現役コーチとして、そして、コーチ育成家として、マンツーマンでじっくり丁寧に関わるだけでなく、
これまでに培ったノウハウや知恵を、YouTubeでも惜しみなく分かち合っている八起さん。

持てる力を全力で出し切る八起さんの姿勢が、多くのクライアントから支持され、
プロコーチとして長く活動し続けることにつながっているのだと思います。

これからも、プロコーチとして、そして、コーチ育成家として、
クライアントやコーチが持っているポテンシャルを引き出していってください!

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