クライアントインタビュー

Client Interview

クライアントインタビューVol.14 ~ Y・Mさん

1974年生まれ。歯学部大学病院での初期研修の後、市内歯科医院にて勤務。10年前にパートナーと共に歯科医院を開業。 現在、様々な学会、講演会に参加し症例発表を行いながら、地域の歯科医療の発展を目指している。

クライアントインタビュー

クライアント: Y・Mさん

インタビューアー: 赤木広紀

私自身はあまりピンとは来てなくて(笑)

Yさんと初めてお会いしたのは、もう何年も前のことですよね。

歯科医師の知人が主催したセミナーに、赤木さんが講師として招かれていて・・・、確かその時が初めてでしたね。

そうでしたね。ちなみにその時までにコーチングという言葉を聞いたことはありましたか?

聞いたことがあったような無かったような・・・。きっと、そのセミナーのときが初めてだったと思います。

最初にコーチングに興味をもって下さったのは、ご主人でしたよね。

そう、主人が赤木さんのコーチングを受け始めたのですが、私自身はあまりピンとは来てなくて(笑)

それでも後から、Yさんも受けてくださるようになったのですが・・・そのきっかけは何だったのですか?

主人がコーチングを勧めてくれたのです。それで受け始めました。

話しながら自分で納得する。それがすごいなと思いました。

コーチングを受けることに、不安はなかったですか?

最初は何を話そうかと思いましたね。セッションは電話だから、お互い無言では駄目じゃないのかなと。いっぱいボールを投げなきゃいけないのかなと不安でした。 赤木さんはボールをバンバン投げる感じには見えませんでした。だから私がどんどん喋らないといけないのかなーとか、緊張しました。

そうだったんですね。実際にコーチングを受けてみて、いかがでしたか?

はい。気軽に話してと言われても、結構コーチの目を気にして話せないかもと不安はありました。例えば、心の中では思っていたとしても、人には言ってはいけないだろうと思うことってありますよね。

はい、ありますね。

コーチングの場って、色々話すじゃないですか。だんだん、そんなことも言っていいんだと思えるようになりました。 話しながらも色々と気づかせてくれて、自分で納得するみたいな。それがすごいなと思いました。

そうですね。ご自身の中で出てきた答えですから、僕が見つけたというよりもYさんが見つけたということですよ。

忘れないですね、不思議なことに。私。結構飽きっぽいのですが、コーチングを続けている理由はここにあるんだと思います。

落ち込んでいるのは「自分」ではない、ということに気づきました

コーチングを受けていて、ほかに印象に残ったことはありますか?

長年、私の職場で勤めてくれた人が退職したことがありましたが・・・。その時、すごく落ち込んだけど、それを乗り越えたいなと思って、コーチングで話したとき、あぁそういうことだったのか、と気づいたことがありまして・・・あのときの気づきは衝撃的でしたね。

どんな気づきだったのか、思い出せますか?

一つ覚えているのは、あぁ、これ自分が落ち込んでいるんじゃなくて、小人(が落ち込んでいるの)だわーーって気づいたのです。

Yさんが小人だと気づいたときのことは、僕もインパクトが残ってますよ。

それまでは、結構、頭のなかの小人を使いこなしていると思い込んでましたが。 いや、そうじゃない、心の整理をつけたいなと思ったときほど、小人だったんだということがわかったのですね。どんな小人がいるのかを赤木さんに話したら、自然に心の整理がついたんです。 自分の中にいる小人をどうにかしようとせず、向き合うだけでいいよと言ってくださったのですが。最初はよく分かりませんでした。しかし、向き合って、小人の言い分に耳を傾けるだけで変わりますよね。

色々な感情を感じるのは自分ではなく、小人の方なんですね。自分が小人の一人に同一化してしまうと、他の小人とぶつかってしまいます。自分が小人の主人になると、どの小人の話も聴けるようになります。Yさんが小人の話をされてから、どんどん気づきが深まったのが印象的でした。

(このインタビューを読んでる人は、小人って何?と不思議に思うかもしれません。白雪姫の物語では、お姫様と一緒に暮らす7人の小人がいますが、それぞれ性格も特徴もユニークなんですね。それと同じように僕らの心の中にも小人が無数にいて、それぞれの小人同士が喧嘩したり、ぶつかったり、仲直りしたりしているんですよ。悩んでいるときは、あなたではなくて、あなたの中にいる小人の一人が悩んでいるんですよ・・という話を、僕はコーチングのなかでクライアントさんにしています。)

日常生活の中でも、あぁ、これって小人なんだ、と気づくシーンが増えましたね。

コーチも同じ人間だと思いました(笑)

話は変わりますが、コーチングを受け続ける中で、僕に対する印象は変わりましたか?

最初は、ちょっと変わっている方だなと思ったんです。

どう変わっていると?

人生を悟ってらっしゃる、お坊さんのような方と。

髪型が、お坊さんみたいですから(笑)。

でも、今はそうではありません。赤木さんも一人の人間として悩み抱いてるのが分かってきました。それで、コーチングの場でも、いろいろなことを話しやすくなりました。

それは、良かったです。同じ人間だと思ってもらえて(笑)。

コーチの方というと「人間的にできている人」。そんなイメージがありました。コーチは自信があって、俺についてこい、みたいな感じでね。だからこそ、何も話せないと心配してたのですが、いやいやそんなことないな、と。

つまり、僕もひとりの人間で、悩みもいっぱいあって、と。

それがまた、よろしいのではないでしょうか、ということで(笑)。

そういう意味では、遠慮なく忌憚なく、自由にお話いただいている感じがします。

そうですね。セッションのときは喋ればしゃべるほど、気づきがおこりますから。

堂々巡りの悩みが減っただけでなく。。。

いつも感じてることですが、Yさんは、ご自分にちゃんと問いかけながら、向き合いながら、お話されているんですよ。外側の出来事を説明するという話し方ではなくて、Yさんご自身の内側を見ながら、感じながら言葉にされてるなぁと。

結構、迷ったり悩んだりすることでいつも堂々巡りなのですが、この突破口を越えることができればいいなぁと思って、セッションを受けるんです。セッションでは何らかの気づきがあっても、それが1ヶ月続かずに、翌月にはまた戻ってることもありますけど・・・それでも随分と同じことで悩むことが少なくなりましたね。

確かにそうですね。僕もYさんの変化を感じます。

コーチングを始めた1年前とでは明らかに違ってきてますね。堂々巡りの悩みが減っただけでなく、あぁこうなったらいいなぁ~と思っていたことも、ちゃんと実現できてきています。

具体的にお聞きしていいですか?

いろいろな学会や研究会などで発表する機会をもらったり、そこでいろいろな人に出会ったり・・・。 出会いがさらに仕事に結びついて、ということがあり、私のなかではすごく良かったです。 「まさかココまでは自分には無理だろう」と思うことが無くなり、色々なことがどんどんできるようになりました。

一つができたら、またもう一段高いレベルにチャレンジ続けていますよね。もちろん、悩みは無くならないけれど、悩みのレベルも上がっているのを感じます。

以前みたいに、そんなに長く悩まなくもなりましたね。

本当にそうですね。

自分が安定しますよね。同じようなことで悩んでも、あぁこれ、この間のセッションで気づいたことがあったよな~、と、ノートを見返すのですが。それがまたイイのでしょうね。 堂々巡りに、自分を巻き込まなくなりましたから。それがよいところだと思います。

堂々巡り、同じところをぐるぐる廻って消耗する、というのから抜けたのですね。

消耗しないうちにちょっと休むというのが、最近の課題ですね。 完璧には実践できなくとも、(休息が大事だと)分かっただけでも違いますから。

ちょっと離れたところから客観的にみてくれる人は、大切です

あと、どういう方に、私のコーチングがお役に立つと思いますか?

忙しくて、バタバタしている人ですね。ちょっと離れたところから客観的にみてくれる人は、大切ですよ。

コーチの役目はまさにソレで、ちょっと離れたところから客観的にみる。ちなみに、そういう忙しい方、時間的に、物理的に、精神的に忙しい方がコーチングを受けると、どんな変化が起こるでしょうね。

時間的に忙しいのは、実際にはそれほど疲れないものです。むしろ、精神的に忙しいのが疲れますよね?

確かに、そうですね。

このコーチングを受けると、精神的な疲労が軽くなります。軽くする方法を教えてもらうのではなく、自分で気づかせてもらうのがミソですね。

なるほど。

精神的に疲れているということは、心配事があるというじゃないですか、単純に。それに対する対処法を自分で見つけて、それを自分で納得するように、赤木さんが導いてくださいます。

確かに、話していると気づきも起きますが、じゃあ一人でブツブツ話しても気づくかというと、なかなか難しいですよね。

それこそ堂々巡りで、一人では続かないですよ。

最後になりますが、Yさんご自身の、今後のビジョンを教えてもらえますか?

今後のビジョンは、何よりも仕事をもっと納得できるまで突き詰めたいです。そのためには実はプライベートも充実させていくことが重要だと気付きました。 精神的にも肉体的にも良い状態を保ち、疲れないように、消耗しないようにアクティブに自分自身のエネルギーを充電していかなければと思います。 そのためのヒントを、実はもうコーチから気づかせてもらっているので何となくうまく行く気がするし、ワクワクしています。

インタビューを終えて

毎回、気づきが泉のごとく湧き出るYさんとのコーチングセッション。

セッションを重ねるたびに、思い込みや囚われから解放され、ご自身のことを軽やかに見れるようになっていくYさんの姿が印象的でした。

その結果、「『まさかココまでは自分には無理だろう』と思うことが無くなり、色々なことがどんどんできるようになりました。」と語ってくれたYさん。

これからもどんどんいろんなことにチャレンジしていってください!

 

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